montrail HARDROCK 09

ウルトラトレイル用? 
いえ、スプリントでもいけちゃいます

04.jpgモントレイルの「ハードロック09」は同ブランドの「ストリーク」や「マウンテンマゾヒスト」に比べてより長距離に対応したトレイルランニングシューズとなっており、カタログでは100kmのトレイルレースを走破するサポート力とクッション性を謳っています。今回はトレイルを25km、時間にして4時間ほど走ってみました。

走り出してすぐに感じたのが、非常に快適なホールド感です。かかとから足のサイドを柔らかく包み込むようなホールド感は、ハードな外観からは想像できません。つま先部分の曲線が絶妙で指の先が当たるようなこともありません。くるぶし部分のカットがかかと寄りの後方にあり、そのため足首は前後に動きやすくそれでいてがっしりしたヒールカップの構造が左右の動きやねじれに対してはサポートしてくれます。また、足にバランス良くフィットしているので、重量もあまり感じません。

05.jpg今回のコースは、適度に乾いた地面、ガレ場、沢沿いのウエットな岩場、砂利、アスファルトと様々な路面がありました。ハードロック09のソールは基本的にどんな状況でもしっかりとグリップしてくれて、恐怖心などを感じるシーンはありませんでした。特に足裏全体の面でしっかりと押さえる感覚は特筆ものです。ソールのパターンが前後にたわみやすく左右に強い構造なので、前方へ体を運びやすく横方向にはずれにくいといった感覚です。

トレイルランではパックに水やレスキューセットを入れて走ります。つまり足を出す度に体重プラスアルファの衝撃がかかります。そのためソールの衝撃吸収は非常に大切ですが、硬さの異なる素材を配したミッドソールは衝撃吸収能力が高く足への負荷が少なくなっています。これが長距離用と言われる所以でしょうが、個人的にはトレイルでの信頼性が高く重さも気にならないので10km程度の短距離でも使用したいシューズです。以前圧倒的な支持を得たコンチネンタルディバイドをさらに快適にして走破性を高めたモデルという感覚でした。

02.jpg





上からハードロック09、マウンテンマゾヒスト、
コンチネンタルディバイド。
実際にハーフペアの重さを量ってみると
360g、340g、380gでした











03.jpg



ソールパターンもそれぞれ違っています
(左からハードロック09、マウンテンマゾヒスト、
コンチネンタルディバイド)

 

 

01.jpgモントレイル ハードロック09
■価格/¥16,590(本体¥15,800)
■カラー/COOLGREY / CYBERYELLOW(メンズ)、STAINLESS / RHODODENDRON(ウィメンズ)
■素材/アッパー:シンセティックレザー、メッシュ ミッドソール:モールデッドEVA アウトソールコンパウンド:グリプトナイトRGT
■サイズ/25.0-29.0,30.0cm(US7-11,12)(メンズ)、22.5-26.0cm(US5.5-9)(ウィメンズ)
■特徴/USマーケットで絶大な人気を誇るHARDROCKが大幅にリニューアルされ、さらにその特性を進化させました。ミッドソールには“トレイルシールド”とTPUシャンクを併用することで大幅な軽量化を実現させながら、高いねじれ剛性とサポート性能も両立させています。これまでの長距離に対応したシューズの重量が気になっていたユーザーの期待に完璧に応えてくれるモデルです。


montrail(モントレイル) http://www.montrail.jp/

「トレイルランニング グッズ体感レポート」 一覧を見る


2013catalg

    
トレイルランニング_「BROOKS」
    
トレイルランニング_ba2ne インソール

トレイルランニング_モントレイル&MHW
    
トレイルランニング_「TevaSphere」
    
トレイルランニング_「inov-8×DESCENTE」
    
トレイルランニング_「osprey VIPER」
    
トレイルランニング_「nathan」
    
トレイルランニング_xadventure_Xアドベンチャー

トレイルランナー過去のNews

 
トイルランニンググッズ体感レポート
 
アシックス、フジ トレイルコレクション
 
MOUNTAIN HARDWEAR COOL Q ZERO
 
トイルランニングにカリフォルニアレーズン
   
トレイルランニング_スポルティバ
 
トレイルランニング_ララムリ
 
トレイルランニング_スコットジュレク

 
トレイルランニングの他にはスキーネット