SUPER FEET TRIM FIT

日本のトレイルランニングの第一人者、石川弘樹氏が使用するインソール、スーパーフィートは、足が持つ機能を正しく引き出してくれるインソールといわれています。このため、かかと部分から足裏の半ばまでしっかりとした樹脂製の強化パーツがサポートしており、いわゆる衝撃吸収をメインとした柔らかいインソールとは一線を画する構造になっています。これはたとえば、かかとの衝撃吸収に関しては、人間がもともと備えているかかとの脂肪を上手く機能させれば衝撃吸収の役割を果たすと考えているからで、アーチに関しても単純にアーチの形を作って足裏を支えるのではなく、本来のアーチの機能をしっかりと発揮させるのがインソールの役目と考えているからです。

スーパーフィートの既製インソール「トリムフィット（TRIM FIT）」は、ヒールカップの形状や指の付け根の足裏がフレックスするポイントによって５タイプが用意されています。これは取り扱いショップのスタッフに足型をチェックしてもらい、また自分の走りのスタイルなどを伝えて最適なものをチョイスしてもらうことになります。レポーターの場合、極めて素直な足の形状とのことで、ヒールカップの深い内容積の少ないシューズにもマッチするタイプをチョイスしてもらいました。

今回はこのインソールを履いて約20キロのトレイルを走ってきましたが、しっかりとしたインソールを使用していると走っている際の足の安定感を感じました。しかし、実はいつもとの違いを大きく感じたのは走っている最中というよりも走り終わってからです。これまでトレイルを走った後で足底の筋肉が筋肉痛になることはなかったのですが、今回は足底の筋肉がかなり仕事をしていたようで、筋肉痛になりました。誤解しないでもらいたいのは、靭帯や関節を痛めたときの、いやな痛みでなく完全な筋肉痛だということ。つまりこれまであまり使っていなかった筋肉を使った、いや使うことができたと考えています。一方で時々経験する外側靭帯のいやな痛みや腰痛はまったくなく、まさに足の本来の機能を発揮したための筋肉痛といえるでしょう。

トレイルでもロードでも走る際に重要なのは、人間の足が本来持っている、走るための機能を十分に発揮させることだと思います。それができればもっと速く走ることができる。決して足を過保護に守るのではなく、素直に動ける状態でなければならない。スーパーフィートは、足をがちがちに固めてしまうのではなく使えなかった筋肉が仕事をできるようになるインソールだと感じました。



















TRIM FIT （トリムフィット）
■価格／￥4,515より
■タイプ／オレンジ・ベリー・グリーン・ワイドグリーン・ブルー・ブラック
■素材／エジオン使用
■サイズ／サイズはショップで測定して決定します。詳細は取扱店のでお問い合わせください
■特徴／多くの人の、平均的な足形に合わせた既製タイプです。もう少しスポーツパーフォマンスを上げたい、脚の疲労を減らしたい、健康的な日常生活を追求したい人にお勧め。素材に使用されている「エジオン」は、セラミックに銀イオンを結合させ、銀の抗菌消臭作用を発揮。

■SUPER FEET　http://www.superfeet-jp.com



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